川崎北部二次医療圏

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川崎北部二次医療圏

川崎市高津区/川崎市多摩区/川崎市宮前区/川崎市麻生区

川崎北部二次医療圏の地域に関するコメント

川崎北部医療圏の2045年時点での人口減少割合は約2.25%となっています。神奈川県全体の人口減少率が約0.9%であり、神奈川県の中で2番目に人口の減少率が高い医療圏になっています。
医療需要が最も見込める老年世代の増加率は、神奈川県の平均の増加率約34.2%に対して、増加率約73.27%となっており、神奈川県で最も老年人口の増加率が高い医療圏となっています。老年人口は約121,000人増加が予想されており、2番目に増加数が多いと予想される医療圏となっております。一日当たりの外来患者数は約5.2%減少する予想となっており、循環器疾患や筋骨格疾患の患者が増加し、呼吸器系の疾患が減少すると予想されます。(※2015年の人口データと比較しています。)

川崎北部二次医療圏の人口推移(人)

川崎北部二次医療圏の人口増減割合と老年人口の推移

川崎北部二次医療圏の1日当たりの外来患者数

※年齢区分別将来推計人口×年齢区分別性別受療率 ※受療率は神奈川県の数値を使用しています(診療所の数値を含む) ※受療率の年次変化は考慮していません ※国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口(2018年推計)より集計

2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年
患者数 45,883 48,922 51,310 53,142 54,429 55,567 56,172
増加率 100.0% 106.6% 111.8% 115.8% 118.6% 121.1% 122.4%

川崎北部二次医療圏の疾病別将来推計外来患者数

※受療率は神奈川県の数値を使用しています(診療所の数値を含む)

1日当たり外来患者数(人)
(受療率×年齢別人口の推移)
増加率(対2010年度) 増加数
2015年 2030年 2045年 2030年 2045年 2030年-2015年 2045年-2015年
総数 45,883 53,142 56,172 115.8% 122.4% 7,259 10,289
Ⅰ 感染症及び寄生虫症 1,025 1,096 1,102 107.0% 107.5% 71 77
Ⅱ 新生物 1,531 1,814 1,949 118.5% 127.3% 283 418
Ⅲ 血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害 109 125 130 115.4% 119.9% 17 22
Ⅳ 内分泌,栄養及び代謝疾患 2,403 3,002 3,276 124.9% 136.3% 599 873
糖尿病(再掲) 1,107 1,482 1,664 133.9% 150.4% 376 557
Ⅴ 精神及び行動の障害 1,468 1,583 1,612 107.9% 109.8% 115 144
Ⅵ 神経系の疾患 921 1,258 1,393 136.7% 151.3% 338 473
Ⅶ 眼及び付属器の疾患 2,158 2,609 2,832 120.9% 131.2% 451 674
Ⅷ 耳及び乳様突起の疾患 568 606 635 106.8% 111.8% 39 67
Ⅸ 循環器系の疾患 4,216 5,981 6,991 141.9% 165.8% 1,766 2,775
心疾患(高血圧性のものを除く)(再掲) 634 957 1,127 150.9% 177.8% 323 493
脳血管疾患(再掲) 520 772 939 148.5% 180.7% 252 419
Ⅹ 呼吸器系の疾患 4,825 4,814 4,787 99.8% 99.2% -12 -38
肺炎(再掲) 45 42 43 93.5% 94.9% -3 -2
ⅩⅠ 消化器系の疾患 10,069 11,145 11,302 110.7% 112.2% 1,076 1,233
ⅩⅡ 皮膚及び皮下組織の疾患 1,531 1,651 1,667 107.8% 108.9% 120 136
ⅩⅢ 筋骨格系及び結合組織の疾患 4,563 5,950 6,730 130.4% 147.5% 1,387 2,167
ⅩⅣ 腎尿路生殖器系の疾患 2,180 2,461 2,566 112.9% 117.7% 281 386
ⅩⅤ 妊娠,分娩及び産じょく 91 77 73 84.7% 80.3% -14 -18
ⅩⅥ 周産期に発生した病態 19 17 16 90.0% 85.3% -2 -3
ⅩⅦ 先天奇形,変形及び染色体異常 26 22 21 85.4% 82.0% -4 -5
ⅩⅧ 症状,徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの 566 641 662 113.2% 117.1% 75 96
ⅩⅨ 損傷,中毒及びその他の外因の影響 1,950 2,099 2,089 107.6% 107.2% 149 140
骨折(再掲) 555 658 692 118.5% 124.7% 103 137
ⅩⅩⅠ 健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用 5,666 6,188 6,337 109.2% 111.9% 522 672

診療圏とは

診療圏とは、そのクリニックを利用する患者がどの地域から来院しているかを表したものです。診療圏は、地域ごとに広さも形も変わります。診療圏はそのクリニックの認知度の高さを表しているともいえます。

 

診療圏の考え方

新しく開業をする場合は、医院を開業した場合、どの程度の来患を見込めるのかを考える必要があります。「都道府県」「市」「町・村」といった順番で開業地を絞っていく必要がありますが、開業地選定の際の視点は重要なポイントになってきます。「都道府県」「市」について決定する場合は、その地域にどの程度医療ニーズがあるのかを把握しておく必要があります。


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